このご時世、サブスクリプション(通称:サブスク)契約しているよ!という方も多いのではないでしょうか。
しかしサブスクって何?どんなのがある?と聞かれたら、答えられるでしょうか。
そんな急速に広まるサブスクについてサクッと学べる本がこちらです。
この記事ではユーザー側に焦点を当てて紹介します。
- サブスクの全体像が知りたい
- サブスク業界に参入を考えている
- サブスクの種類が知りたい
60分でわかる!サブスクリプション
- 著者 :リンクアップ(監修 宮崎琢磨)
- 発売日:2020/2/18
- 出版社:技術評論社
- 単行本:160ページ
著者について
- 宮崎琢磨
- 1998年:ソニー入社後様々な企画に従事
- 2006年:ビープラッツ設立 取締役副社長
- 2019年:株式会社サブスクリプション総合研究所設立 代表取締役社長
- 大学在学時よりフリーランスのプログラマとして活躍
- 東京大学卒

サブスクを分析し、発展を目指す企業が出版した書籍です。
目次
- Chapter1 いま注目!新世代の継続課金ビジネス
- Chapter2 すでに主流に!サブスクビジネスの先進・成功例
- Chapter3 ここにチャンス!サブスクマーケットの分析
- Chapter4 失敗しない!サブスクビジネス実践の基本
- Chapter5 顧客の心をつかむ!BtoCサブスク成功の法則
- Chapter6 大きな可能性!BtoBサブスク成功の法則
- Chapter7 新たな価値へ!進化するサブスクのかたち
Chapter1は、サブスクの概要についての解説です。
Chapter2は、各業界で展開しているサブスクの紹介です。
Chapter3~7は、サブスク業界のマーケティング戦略を解説しています。

ユーザーとしてサブスクの概要が知りたいだけなら、Chapter1・Chapter2を読めばOKです。
価値を利用するという考え方
もはや生活の一部として定着しつつあるサブスクですが、どのようにして受け入れられたのでしょうか。
サブスクが出てきた背景
- 戦後の高度経済成長期
- 1991年:バブル崩壊
- 2001年:ITバブル崩壊
- 2008年:リーマンショック
- 地球環境への問題意識の向上
- 新たにモノを買わない節約意識が高まった
購買、消費が冷え込む一方の30年間ですね。
とはいえ、お金を使って経済を回さないと衰退が加速します。
モノを買い切らずに必要な時だけ利用するという考え方のもと、提案されたのがサブスクリプションという営業形態です。
現代のニーズに対応したサブスク
買い切りの場合、製品そのものが自分のものになるメリットがあります。
しかし高額になる、気軽に買い換えられない、補償がなくなるというデメリットもついてきます。
その点をカバーできるのがサブスクです。
- 初期費用が抑えられる
- 同コストでさまざまな製品群を利用できる
- 製品の保管・維持費用が節約できる
少額で始められて、さまざまな製品やサービスをユーザーが選べるので自由度が高く、不要だったら解約できるという手軽さが魅力です。
ほとんどの場合インターネットのみで完結し、サブスク契約中は保証が継続するのも利点です。

サブスクの変遷
対ユーザー(BtoC)だけでなく、BtoB市場にもサブスクが参入しています。
2020年2月刊行の本書に載っていたサブスクが、2022年4月の今どうなったかも探ってみました。
市場はさまざま
- IT
- 動画配信
- 音楽
- マスメディア
- 家電
- ファッション
- コスメティクス
- モビリティ
- 航空
- 食品
- インテリア
- 習い事
- 建設機械
- 人材サービス
- プラットフォーム
- IT
- 動画配信
- 音楽
- マスメディア
- 家電
- ファッション
- コスメティクス
- モビリティ
- 航空
- 食品
- インテリア
- 習い事
- 建設機械
- 人材サービス
- プラットフォーム
よく目にするNetflixやHuluなどの動画・音楽配信から、工事現場の重機レンタルや運送会社のタイヤ交換まで、あらゆるシーンにサブスク業界が加わっています。
同じグルメ好きでも、安価なラーメンから高級フレンチのサブスクまで、ニーズに合わせて展開しています。
暮らしに関しておもしろそうだと感じたのは、ブランド品や家具のサブスクです。
- Laxus:買うと何十万もするハイブランドのバッグを、数千円でレンタルできる。
- subsclife:買い替えにくい家具・家電をレンタルにして模様替えを楽しめる。
買ってもそんなに使う機会がないものや、なかなか買い替えができないものに関して、サブスクとはとても相性がよさそうです。

こどもの入学式や、引っ越すタイミングでの家具総入れ替え時に使いたいですね。覚えておきます!
サービス終了例もある
勢いづいているサブスク業界ですが、本書で紹介されていた中でも、いくつかのサービスは終了していました。
- 着ルダケ(2020年7月31日)
- OYO PASSPORT(2021年2月25日)
- Dyson Technology+(2021年6月30日)
強力なライバルの出現や、情勢の影響、業績不振などによって脱落していくようです。
サービス内容や値段設定の見直しで生き残っているサブスクもありました。

継続利用によってユーザーのニーズや満足度が分かりやすく、瞬時に対応していけるのは、双方にとって嬉しいポイントですね。
まとめ:ニーズに合わせて選択する
サブスクは、もはやどの業界にも参入しています。
最新のもの、好きなものを欲しい時に欲しいだけ、ある意味贅沢な消費の形だと言えますね。
サブスクだと買い切りより割高になることもあるので、自分の使い方に照らし合わせることが大切です。
手元にずっと置いておきたいコレクション性のあるものは買い切りにしたいですし、上手に使い分けたいですね。
記事紹介
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