SEOって?Webの文章の書き方って何が違うの?
『Webライティング』と言われても、いまいちピンときませんよね。
ちょっと難しそうに見えるし……
そんな堅苦しさを取っ払ってくれる、マンガでWebライティングを学べる本があります。
2016年発売の“沈黙のWebライティング”に、最近注目されているYMYLやE-A-Tにも言及したアップデート版が発売されました。
ストーリー部分は前作と同じです。
本記事では、『沈黙のWebライティング・アップデート版』の要点をまとめています。
- Webライティングとは何か
- 文章の書き方
- ユーザー目線の記事の作り方
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— アップデート・エディション
- 著者 :松尾 茂起
- イラスト:上野 高史
- 発売日:2022/4/22
- 出版社:エムディエヌコーポレーション
- 単行本:640ページ
著者について
- 松尾茂起
- 株式会社ウェブライダー代表
- Webプロデューサー
- ピアニスト・作曲家
- 『賢威』・『バナープラス』・『文賢』など、多数のコンテンツをプロデュース
目次
ストーリー
- episode 01 SEOライティングの鼓動
- episode 02 解き放たれたUSP
- episode 03 リライトと推敲の狭間に
- episode 04 愛と論理のオウンドメディア
- episode 05 秩序なき引用、失われたオマージュ
- episode 06 嵐を呼ぶインタビュー
- episode 07 今、すべてを沈黙させる…! !
- エピローグ 沈黙のその先に ※書籍書き下ろし
解説パート ※書籍書き下ろし
- SEOを意識したコンテンツを作るカギ
- SEOに不可欠な重要キーワード
- 「USP」を最大限に活かすコンテンツ
- わかりやすい文章を書くためのポイント
- 論理的思考をSEOに結び付ける
- オウンドメディアに必要なSEO思考
- SEOに強いライターの育成法
- バズにつながるコンテンツ作成のコツ
この本の特徴は?
亡くなった両親が経営していた温泉旅館を、姉弟が立て直すストーリー仕立てです。
凄腕のWebマーケッター“ボーン”の手を借りながら、ホームページをリニューアルして集客を図ります。
マンガ形式でWebライティングが分かる
ストーリー部分はマンガになっていて、間にコラムとして解説が組み込まれています。
このように『吹き出し会話』の連続で話が進んでいきます。
少しクセのあるストーリーです。
ストーリーに沿って基礎から順番にWebライティングが学べるように工夫されています。
640ページとボリュームはありますが、マンガなので思ったよりスラスラと読み進めることができますね。
Webマーケティング要素は別冊
『沈黙のWebライティング』はWebで評価される文章術に特化した内容で、Webマーケティング要素はほぼありません。
Webマーケティングもマンガで学びたい場合は『沈黙のWebマーケティング』も用意するのがオススメです。
【参考】そもそもマーケティングって何?
▶︎初心者だからこそ、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」
沈黙のWebライティング ポイント 3選
本書で解説されている内容から、3点ピックアップしました。
- SEOの考え方
- Web用の文章構成
- 4つの検索意図・E-A-T・YMYL
ひとつだけ重要視するのではなく、すべて網羅できるようなサイトが求められます。
SEOの考え方
SEOとは、検索されたときに記事が上位にくるようにするテクニックのことです。
とても有益な記事でもSEOを意識していない場合、検索表示されないのでユーザーに届けることができません。
Googleは『ウェブマスター向けガイドライン』の“基本方針”で、ユーザーのことをいかに重視しているか述べています。
どのように分析して記事を作成したらSEOに効果的か、本書で解説されています。
Web用の文章構成
SEOのことも考えつつ、ユーザーが“読みたくなる”文章を書く必要があります。
基本的なライティング技術ももちろん必要ですが、Webで読まれる文章は書籍の文章構成とは異なる部分があります。
(例)
- 行間
- 漢字とひらがなのバランス
- かんたん・簡潔な表現
- 色・画像
豊富な具体例とともに、まとめられています。
4つの検索意図・E-A-T・YMYL
前作からでは載っていなかった、検索時に関わってくる3つの要素について今作から解説が加わりました。
4つの検索意図
人が検索する理由は、『Know』『Go』『Do』『Buy』の大きく4つに分けられます。
それぞれの検索意図、また組み合わさり方によっても、記事に求められる内容は異なります。
E-A-T
専門性・権威性・信頼性の英単語の頭文字をとったGoogleの造語です。
Googleが検索品質を評価するうえで重視すると明言している要素です。
YMYL
ユーザーのお金や健康、幸福などに関わってくるトピックをまとめてYMYLと呼びます。
2017年の検索仕様の変更で、YMYL要素を含む個人ブログは検索上位に食い込みにくい仕様になりました。
E-A-Tが特に重要視される分野で。それらが担保される企業や医療機関のページが上位にきやすいのが特徴的です。
まとめ:マンガで学べる必読書
はじめてWebライティングを勉強する人には、ストーリーのなかでWebライティングの大切な要素に触れることができて、頭に入ってきやすいのでオススメできます。
知りたいことが書いてある場所だけ読みたい人は、目次で何が解説されているかわかりにくいので、読みにくいと感じる可能性はあるでしょう。
ご自分にピッタリな本が見つかることを願っています!
【参考】
Webライティングと収益化を1冊で知りたい
▶︎SEOと収益化を学ぶなら『マクサン式Webライティング実践スキル大全』
記事タイトルを上手に書きたい
▶【ブロガーへ】売れるコピーがスラスラ書ける『セールスコピー大全』
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