転勤先で永住することになりました。
土地勘のない場所での土地探し、何から始めるのか、どこに行けばいいかもわからないし正直疲れました……
最終的には、メーカーに任せて土地を探してもらいました。
土地探しに使った期間はおよそ一か月ほどです。
かなり短い方だと思います
この記事が同じような方のヒントになれば幸いです。
- 土地探しを始める
- 土地の見分け方が知りたい
- メーカーに土地探しを依頼した体験が知りたい
土地の見つけ方
土地を見つけないことには、家も建てられません。
私たちが使った方法は以下の3つです。
- 住まい探しサイトを見る
- 建築条件付き土地を探す
- メーカーに依頼する
住まい探しサイトを見る
定番の方法ですよね。
- ホームズ
- スーモ
- アットホーム など
このあたりのサイトを見る方が多いのではないでしょうか。
掲載されている土地が違うこともあるので、複数サイト見ることをオススメします。
掲載数が多く希望条件の土地が見つかりやすい反面、土地勘がないと、周りの雰囲気が分からないデメリットもあります。
道幅や治安が分かりにくい……
建築条件付き土地を探す
建築条件付き土地とは、決まったハウスメーカー・工務店(以下、メーカー)でしか建てられないなど、何かしら制約がある土地のことです。
住まい探しサイトのほかに、『家選びネット』、『メーカーのホームページ』も参考になります。
建築条件付き土地を選ぶメリット・デメリットはこちら。
強気の値段設定で割高なことが多く、当然好みの業者を選べないデメリットがあります。
ただ一定の社内基準を突破して造成された土地でもあり、安全性が担保されているメリットもあります。
同じメーカーで建てる方が集まるので、世代や価値観の似た方が集まる可能性が高い傾向があります。
ハザードマップなども確認し、社内で厳しく審査されて承認された土地しか売りに出せないと営業さんが言っていました。
『家選びネット』で候補をしぼる
家選びネットは大手ハウスメーカー8社がもつ、建築条件付き土地、建売を検索することができます。
- 住友林業
- セキスイハイム
- 積水ハウス
- 大和ハウス
- トヨタホーム
- Panasonic Homes
- ヘーベルハウス
- ミサワホーム
※五十音順
大手が分譲する地域=社内の審査を通過済=条件がいい土地である可能性が高い、とも考えられます。
土地選びの参考にも使いました
メーカーのホームページで探す
メーカーが、自社で建築条件付き土地を持っていることもあります。
建てたい業者が決まっているなら、ホームページから直接探すのも効率的です。
不動産会社を使わなくても済むので手続きがスムーズ、仲介手数料もいらないメリットがあります。
メーカーに依頼する
ある程度、候補のメーカーが決まっているなら、直接土地の相談をするのも一手です。
自社の建築条件付き土地を優先的にすすめてくるのは当然ですね。
さらに不動産会社が扱っている土地についても、建築する立場から意見を聞くことができます。
不動産会社が土地販売のために雇っている『宅地建物取引士』ですが、もちろんメーカーの中にもいます。
いわゆる宅建です
追加費用の要否などを教えてくれます。
現所有者が古家を解体、日当たり良し、道広い、相場より安い!と思って相談したら、オススメしないと言われた土地がありました。
古い外構の処理が必要、土を削る必要がある、プラス400万円ほどかかると言われてあきらめました。
坂道、旗竿地なども安くなりがちだそうです。
なにが大切?注意するポイント
自分がいいと思う土地にすればいい!と言われても、できれば失敗は避けたいですよね。
私たちが参考にした情報を紹介します。
【8選】重視すべき定番ポイント
一般消費者を対象に『住宅の立地で重視するポイント』を調べたアンケートがあります。
2020年度が最後&最新
- 公共交通機関へのアクセス
- 商業施設へのアクセス
- 治安
- 教育環境
- 地盤の強さ
- 医療施設へのアクセス
- 親世帯との同居・近居
- 騒音・振動の少なさ
参考:住宅金融支援機構 住宅市場動向調査(2020年度4月)
交通機関や買い物の便利さを重視した人が特に多かったと分かります。
これらを調べるために使ったサイト(ジャンプします)を次の項に載せました。
目の前は『公道』か『私道』か
家の前が『公道』か『私道』かも確認しました。
まとまった分譲地を作る場合、開発者は規定の道幅のある道路を作ることが義務付けられています。
その道路は『公道』として市町村に寄付されます。
家の前が | 責任管理は |
---|---|
『私道』 | 自分 |
『公道』 | 国や市町村 |
自分の好きなようにできるなら私道もアリ?と思いますが、
- 開発や破損が発生したら費用は自己負担になる
- 隣人と道の使い方や費用で揉めてトラブルになる
といった可能性も考えられます。
トラブルは避けたいので、目の前が公道の土地を探しました。
住民に聞いてみる
地域に長く住んでいる方が身近にいるなら、ぜひ地域性を聞いてみてください。
昔は〇〇だった、この辺りは治安が悪いなど、リアルな情報が手に入ります。
参考サイト
候補の土地を見つけてからは、希望の条件にどれくらい合っているか調べました。
- 【借りる】賃貸サイト
- 【相場】土地代データ
- 【学校】ガッコム
- 【用途】今昔マップ
- 【安全】ハザードマップ
- 【総合】グーグルマップ
賃貸サイト
その地域でどんな物件が、いくらで借りられるのか調べました。
広い賃貸に住み続ける方が便利・経済的である可能性も考えました
土地代データ
土地代データは、その地域の地価が分かります。
土地の価格は気にしすぎない方がいいとも言いますが、相場より安い場合は『坂道』や『旗竿地』など、理由があることが多いです。
相場とのちがいによって、土地の弱点や強みを知ることができます。
ガッコム
ガッコムは全国の保育園〜中学校までの口コミサイトです。
小中学校の情報が充実していて、直近12年間の生徒数の推移や、学校の特徴が分かります。
校則など細かい情報が載っていることもありますが、古い情報も混ざっているので気を付けましょう。
学校近い!と思ったら、学生が減り続けて数十人しかいない地域だったりしました……
今昔マップ on the web
今昔マップ on the webは明治以降の地図と現代の地図を見比べることができるサイトです。
1892年以降の地図データと照らし合わせることができ、過去にどのように使われていた土地か知ることができます。
昔は池だった、工場地帯だった、などが分かります
ハザードマップ
市町村のホームページにあるハザードマップを確認しました。
- 土砂崩れ
- 浸水
- 津波(海が近い土地)
1000年に一度の大雨での浸水範囲になるのでよほど問題ないことも多いですが、最近浸水した地域も分かるので調べました。
Google Map
定番の地図、Google Mapです。
周りの生活環境を調べるために使いました。
時間指定で通勤・通学時間を調べることもできます。
調べ方▼
- 『経路』
- 出発地・到着地を設定
- 出発地横の『…』
- 『出発または到着時刻を設定』
- 時間を設定して『完了』
まとめ:最後は自分で行ってみる
最後は必ず自分の目で確かめておくことをオススメします。
気に入った土地に実際行くと、分譲地内の道は広くても、周りの道が狭い!街灯が少ない!なんてこともありました。
土地は早い者勝ちで、人気な立地はすぐに埋まってしまいます。
売り文句かもしれませんが、土地を申し込んだ当日に『同じ土地で検討している方から新たに連絡があった』と電話がきたこともありました。
迷っている間に何度も先を越された方もいらっしゃったとか……。
あなたがいい土地に巡り合えることを祈っています。
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