子育てこれでいいのかなぁと思ったときに、支えてくれる一冊を紹介します。
著者はぐりとぐらのシリーズでおなじみの、中川李枝子さんです。
文庫本サイズで挿絵も多く、サラッと読めます。
- 子育てに悩んでいる
- 保育士とこどもの接し方が知りたい
- 保育園でのこどもの様子が知りたい
子どもはみんな問題児。
- 著者 :中川李枝子
- 発売日:2015/3/27
- 出版社:新潮社
- 単行本:160ページ
著者について
- 中川李枝子
- 東京都立高等保母学院卒業
- みどり保育園の主任保母(現在の保育士)
- となりのトトロ『さんぽ』の作詞
- 著書に『ぐりとぐら』シリーズなど
目次
- はじめに
- 1. お母さんが知らない、保育園での子どもたち
- 2. 「りえこせんせい」が子どもに教わったこと
- 3. 子育ては「抱いて」「おろして」「ほっといて」
- 4. 本は子どもと一緒に読むもの
- 5. いいお母さんって、どんなお母さん?
- おわりに
45のメッセージ
本書の5つの見出しのなかには、親に語りかけてくるメッセージが45本載っています。
一部抜粋すると、
- 保育のポイントはどうやって遊ばせるかです
- どこのうちでも早期教育をしています
- 心を寄せあって楽しめるのは、幼児期まで
- お母さんの得意とするものがひとつあれば十分
子育てに悩む親にとっては気になるタイトルばかりですね。
本記事では、そのうち2本を紹介します。
どこのうちでも早期教育はできている
生まれたときからそれぞれのお家でやっているではありませんか。(中略)お父さんやお母さん、お兄さんお姉さんのやることなすことすべてが、憧れの的。自分もやりたくて仕方ないのが幼児期の子どもたちの共通点です。
引用 子供どもはみんな問題児。
あせって早期英才教育をする教室に通わせなくても、まわりの環境次第で、自分で興味を持ちどんどん伸びていくものだと述べられています。
少なくとも親がしていることや、家の中にあるものにはなにかしら興味を持っているはずですよね。
伸ばしたい方向性があるなら積極的に遊びのなかに組み入れてみる、体験できるところに連れていく……すぐに試せそうなことばかりです。
保育園でフラッシュカード遊びにひらがなが組み入れられていて、遊びの一環として数文字覚え始めました。(3歳目前)
無理に教えずとも、ひらがな表やアルファベット表を貼っておいて、興味を持ちだしたら教え始めても遅くはないでしょう。
お母さんの得意とするものがひとつあれば十分
保育園でお母さんを見ていると、お弁当作りが上手なお母さんもいれば、趣味のいい服を着せるのが上手なお母さんもいました。ただ両方できるという人はあまりいなくて、たいていどちらかだったものです。
引用 子供どもはみんな問題児。
著者が得意としていたのは食事だったそうです。
他人にできて自分にできないものは、ないものねだりうらやましく見えるものですよね。
家事も育児もすべて完璧にできる親なんてなかなかいないはずです。
子どもと同じく親も自分が興味を持てること、得意なことをひとつ作って自信を持っていきたいですね。
まとめ:焦らない 悩まない。
- 子どもは自分で学んでいく
- 親は環境を整える
- 親がどうであれ子どもは成長する
親側は世間の情報を取り入れながら、子どもに合った環境づくりをしていきたいですね。
本記事で紹介した以外に子どもの読書や𠮟り方などについても記載されています。
ぜひ読んでみてくださいね!
参考
▶てぃ先生の保育園へ『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』
▶保育のプロのアドバイス『子育てで困ったら、これやってみ!』
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